不要不急の外出をしてしまう問題

2020年4月6日
緊急事態宣言が全国に発令された。 食料品などの生活必需品の買い出しや仕事を除いて外出自粛要請が出され、多くの人がコロナ収束に向け自粛する中、ニュースではパチンコに出かける人や飲み会をする人など普段と変わらない行動をする人が取り上げられていた。 身近なところでは、大人数でスーパーで買い物する家族に出くわしたりもした。

考察ポイント
  • 緊急事態宣言中に不要不急の外出をしてしまう理由と、その心理を考える。

仮説(みんなの意見)

  • 悪いことだとわかっていても、やってしまう。
  • 不要不急の意識、知識がない⇒結果:知識をつける
  • 周りの考えとちがうのが嫌(承認欲求 同調圧力)
  • ストレス発散、健康のため
  • こだわり、今まで続けてきたことをやめるのが難しい
「集団の中でどう行動するか」に関わる「集団心理学」

「勉強しなさい」と言われると、他のことをやりたくなる。そんな経験あるじゃろ。それと同じ心理じゃ。

学ぶ・考える

「一人くらい大丈夫」が集まると「大勢に」

心理的リアクタンス

「心理的リアクタンス」とは、行動が制限され自由がきかなくなったときに、自由を取り戻そうとする状態です。 説得が強くなると、反発を招きます。

やってはいけないと言われると、自由が制限されることに反発し自由を回復させるために言われたこととは反対のことをしてしまう心理が働きます。

リンゲルマン効果

集団で作業をする時一人当たりの課題遂行量が人数の増加と共に低下する現象で、 つまり大人数の集団でやればやるほど一人一人が手を抜きやすくなるということ。

「マスクをしない人の心理」でも同様の行動が見られました。
ここまでのまとめ
  • 心理的リアクタンスにより、するなといわれるとしたくなく心理が働く
  • 集団で何か作業をするとき、「リンゲルマン効果」が起きる傾向があり、脳が勝手に「一人くらいサボっても大丈夫」と考えてしまう。

一人くらいサボっても大丈夫って・・・ぼくも心当たりあるなぁ。 これはよくないね・・・。

コロナ禍での心の動き

心理的リアクタンス

図:メンバーが自作

コロナウイルスに関するネガティブな情報ばかりがあふれる中、緊急事態宣言が出されたことで自由が奪われていきました。 外出自粛がいつ終わるのか、いつまで我慢すればよいのか見通しが立たない状態が続き、反発が大きくなったと考えられます。

リンゲルマン効果

図:メンバーが自作

マスクの事例と同じように、「うちくらい大丈夫」「今日くらい大丈夫」という心理が働いたと考えられます。

行動を制限されると反発したくなる心の動きと一人くらいサボっても大丈夫という考えが、自分勝手な行動になってしまったと分かりました。
新しい生活様式に変化し、さらに自由が失われることが出てくるかもしれません。
しかし、逆に以前よりも生活が良くなったこともある、と前向きに考えることもできます。前向きに生活するために私たちが今できることは何か考えます。